2010年11月24日

フェッチ

次は”フェッチ”です。ちょっと聞き慣れない言葉ですね。
「落ちているものを拾え」の指示語になります。
このように記すと、何を偉そうにと思われてしまいそうですが、そうなんです、偉そうに言った方が、結局のところ、ちゃんと仕事をしてくれるのです。
これを犬に教え込む訓練は結構大変だということを訓練中、担当指導員の方から教わりましたが、覚えてしまったアイメイトは段々遊び感覚で拾うようになります。
そのようなことのないよう、ユーザーは、普段の基礎訓練の中で、きちんと仕付ける必要があります。
しかし、これ、かなり日常生活では役に立っているんですよ。
駅の自動券売機で買った切符を落としたり、私などは元々そそっかしいものですから他にも色々と手から滑らせて落とすことがあります。
そんな時、地面にしゃがみ込んで、「えーと、どこかなあ」と手探りで探す必要はありません。
「フェッチ!」と一声かければ、すかさずトリトン様が猛スピードで私が落としたものをきっちり咥えて拾います。
「カム」で私の左横に座らせます。「カム グッド」で賞めてあげます。
トリトンの口に手をやり、拾ってくれたものを確認し
「フェッチ グーッド!」で大きく賞めてあげます、感謝の気持をこめて。
「アウト」で咥えていたものを頂戴し、「アウト」グーッド」で放したことを賞めてあげるのです。
訓練中、電車乗降の練習があり、改札を抜けようとポケットから出した切符を落としてしまったことがあります。
慣れていない私は、無意識のうちにその場にしゃがみ込み、自分で探そうとしていました。
その時、
「犬に拾わせてください!」と指導員の声が飛びました。
『そうか、そうだった、何をやってんだ俺は…』
ハーネスのハンドルから手を離し「フェッチ!」と声を飛ばしました。
待ってましたとばかりにトリトンは、ちゃーんと切符を咥えて私の横に戻ります。
ちょっとよだれで濡れていましたが、確かにそれはありました。すごく嬉しかったことを覚えています。
周囲がざわつく気配を感じたその刹那
「すごい!」という歓声が沸きました。
同時に私もアイメイトの素晴らしさを改めて実感し、誇らしい気持で満たされていました。
せっかくトリトンが拾ってくれた大切な切符、自動改札の投入口に飲み込まれてしまうのが少し残念でしたが、
「ここだよ「と、切符投入口も鼻先で教えてくれるトリトン、
私は、ありがとうの気持を乗せて投入口に切符を滑らせていました。
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posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | トリトンとの日々