2011年01月19日

車道回避 1

協会で学んだアイメイトの具体的なお仕事としては今回の”車道回避”が最後になります。
このように「最後」という言葉を使用すると、一抹の淋しさを感じてしまうのは私だけでしょうか。
でも、まだこのブログは続けるつもりでおります。
アイメイトとしての基本的なお仕事が最後というだけで、これから先も普段の出来事を交えながら、訓練中に感じたこと、、皆さんが日常の生活でアイメイトや盲導犬を見かけた際に守っていただきたいこと、使用者として私なりに実際に遂行している周囲へ向けてのマナーなど、お伝えしたいことがたくさんありますので、もうしばらくの間お付き合い願えれば幸いです。
さて、今回のタイトルにも記した”車道回避”について、お話しを進めていくことにしましょう。
このお仕事もアイメイトにとっては難易度の高いもので、実際、この訓練を受けたのも卒業を目前とした最終週、銀座で行なわれる卒業試験の前日のことでした。
この”車道回避”、歩道上いっぱいに置かれた障害物を車道に下りて回避し、その後再び歩道に戻るというものです。
具体的には、次のような場合が想定されます。
歩道上に乗り上げて停車しているトラックが原因しアイメイトとユーザー二人分の幅が少なく通過できない時、あるいは、歩道の一部が工事中で通れない時などが考えられます。
その場合、一度車道に下りてそれらの障害物が置かれている距離を慎重に歩いたのち再び歩道に上るというかなり難しいお仕事であり、なおかつ危険を伴うものです。
”車道回避”という名目のお仕事ですが、あくまでも歩道を占めている障害物を回避するということであって、車道に回避するという意味ではないことを申し添えておきます。
普段街中を歩いていてこのような場面に遭遇することはさほど多くはありませんが、決して少なくもありません。特に、工事が集中する年度末には頻繁にこのような状況を実際に経験しています。
目的地に向かうためには必ずその場所を通らなければならない場合が多々あります。しかも、周囲には援助を求める人も歩いていないこともしばしばです。
アイメイト協会では、どのような状況におかれても、全盲の視覚障害者とアイメイトが二人で力を合わせて様々な難所をクリアしながら少しずつ前進していくためにも、このような場面を予め想定し、共同訓練の一環として実践しているのです。
では、歩道上を占めている障害物、実際にどのようにして回避するのでしょうか?
ここでお断りしておかなければならないこと、車道の左側の歩道を進むか、逆に、右側の歩道を進むかで歩き方がまったく異なってくることをご承知ください。
                              つづく
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々