2011年02月10日

冬眠宣言

皆さん、こんにちは。お元気でお過しでしょうか?
ここ数日暖かい日が訪れたかと思えば、いきなり初雪に見舞われたり、今夜から明日にかけては再び雪の予報…
乾ききった空気にすっぽりと覆われていた地域にとっては待ちに待った救いの水と言ったところでしょうか。
まだまだ次の季節の出番は許さないという今の季節の粘り強さを感じる今日この頃です。
さて、表題の件についてお話しさせていただきます。
実は、トリトンが下痢をしてしまいました。
食事時にはふさわしくない単語をいきなりぶつけてしまい大変申し訳ありません。
本日で3日目、“ツー”の状態も徐々に戻りつつある現在ですが、トリトンを迎え入れて2年9ヶ月目にして初めて体験する今回の病変に対し、私自身、かなり戸惑い、同時に落ち込んでおります。
詳細については割愛させていただきますが、未だに何が原因していたのかがわかりません。
下痢をしてしまったと書きましたが、これは適切な表現ではありません。下痢をさせてしまったという方が正解です。
いくら原因をつかめないとは言え、このような状態にさせたことはユーザーに全責任があります。
このブログ内ではずいぶんと偉そうなことばかり書いてまいりましたが、実際のところ、自分の相棒の健康管理もろくにできていないという情けない有様。
頭を冷やすには絶好の季節、しばらくの間、自らを戒め、反省の日々を冬眠という形で過ごそうと決意した次第です。
幸いにして、楽しみに待ってくれるような読者も皆無に等しいこのぶろぐ、誰にも迷惑を及ぼす心配もありません。
記事が中途半端になりますが、眠りから覚め次第、少しずつ息を吹き返す所存でおりますので、ブックマークから削除する作業を進めないよう心よりお願い申し上げます。
では、皆様、下痢などなさらないようご自愛ください。
「おやすみなさぁぁい!」
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2011年02月07日

マナー “アイメイトを美しく” 5


今回の記事、アイメイトの衛生面とは直接関係するものではありませんが、前回までの抜け毛予防の流れを受けての内容となります。
【ブルブル】
“シャンプー”の記事中に少し登場してきたこの“ブルブル”の動作、抜け毛予防と言うよりも毛の飛散防止と表現した方が的を射ているかもしれません。
どちらかと言うと、ラブラドールのように耳が垂れている犬に多い行動なのかなと個人的に感じているのですが、首を左右に大きく数回振る動作をしばしば行ないます。しかもものすごいスピードで、ひどい時には全身をくねらせるように。
この動作、私達は“ブルブル”と呼んでいます。どのような場合に“ブルブル”するのでしょうか。
特にシャンプーや雨に濡れた時など、水分を外に発散させる目的で頻繁に行ないます。
その他にも、少し長い時間伏せた状態から解放された時に、または、外耳炎など耳に病変が存在している場合などに“ブルブル”するケースが多いように感じます。
飲食店、電車内など人が多く集まる場所でこの“ブルブル”が炸裂すると、いくら洋服を着ていても細かな毛が広い範囲に飛散してしまい周りの人に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
しかも、このような場所を利用する際は伏せて待ってもらうことが多いため、その姿勢から解放されるとどうしてもやりたくなるようです。
これを防止するために少しの間トリトンには“ブルブル”攻撃を延期してもらっています。
“ブルブル”防止、その方法は使用者それぞれによって違いはあると思いますが、ほとんどの方は周囲の人々に気を配りなんらかのコマンドで自らのパートナーをコントロールしていると思います。
私とトリトンとの間での命令コマンドは
「ノーブル」です。
ここでは、レストランで食事をした場合を例にとってお話しします。
テーブル上にはたくさんのおいしそうな料理が並んでいます。
テーブルの下ではトリトンがおとなしくダウンの姿勢で待っています。
次々に運ばれてくる料理は瞬く間に私のお腹の中に順序よく修まっていきます。
席に落ち着いてから約1時間が経過しました。お腹はいっぱい、もうなにも食べられません。食後のコーヒーも飲み終わり、そろそろ帰ろうかということになりました。
支払い伝票を連れに無理矢理押しつけ、
「ごちそうさまぁ!」と元気な声で感謝の気持ちを表します。
そして、足下に伏せて待ってくれていたトリトンに声をかけました。
「トリトン、帰るよ!」
彼はおもむろに立ち上がり、軽く尻尾を振りながら私の横に並びます。本当ならここでおもいっきり“ブルブル”したいはずですが、少し我慢してねという気持ちをこめて
「ノーブル」と指示を出しました。
会計を済ませている連れの後ろを私達はさりげなく通過しドアを目指します。
「ありがとうございましたぁ!」という美しい女性スタッフの声に見送られながら、お店の外に出たところで、
「ブルブル OK!」とトリトンに声をかけます。
待ってましたとばかりにかれは気持ちよさそうに
『ブルブルブルブルブルブルブル〜』
“ブルブル”を我慢したこと、「ブルブル OK」の指示に瞬時に従ってくれたことがパパは本当に嬉しいよという気持ちをこめて
「ブルブル グーッド!」で大きく賞めてあげます。
ここでやられると困るなという場所を利用する際にとても重宝しているこの“ブルブル防止策”ですが、最初から上手にできたわけではありません。
私の要求がどういうことなのかがトリトンの心に伝わるまで、そして、実際に行動に移せるまで何度も失敗を重ねながら練習しました。
初めの頃はわが家で、続いて仕事場で、そして実際に飲食店や電車内へと徐々に範囲を広げていきました。
“ブルブル”に限らず、こうして欲しい、こうすればいいのか、お互いの気持ちが通じ合った時の瞬間は本当に感動です。まさに、種別の壁を乗り越えて会話を交わしているような実感を抱くなんとも言えない一瞬です。
これで“ブルブル”についてのお話しはおしまいです。
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2011年02月05日

マナー “アイメイトを美しく” 4

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今回もアイメイトに着せている洋服について続きを書かせていただきます。
前回の最後は、洋服をトリトンに着せている本当の理由が他にあるというところまででした。
。こんなことを書いてしまうと、「おまえは、周りの人々に対するマナーがなっていない!アイメイト使用者として失格だ!」と、お叱りを受けてしまうかもしれませんが、ここは私のブログ、あえて正直に書かせていただくことにします。
私は外出時、散歩意外はなるべく洋服を着せています。トリトンの体を汚したくないという理由からです。
もちろん、抜け毛などに対する周りへの気遣いは常に頭の中にあります。だからこそ、日々のブラシを手抜きすることなく続けていますし、トリトンをいつどこに出しても恥ずかしくない状態に保っているという自負のようなものもあります。
外出する場合、どうしてもアイメイトを伏せて待たせることが多くなります。
それは、電車に乗車している間、飲食店で食事をしている間であり、または、駅のホーム上や路上ということもしばしばです。
ジュースなどの液体が、水たまりが、砂埃が、その他の何かがトリトンの伏せた場所にあれば彼の体が汚れてしまうことになります。
見えていれば、そこが汚れているのかそうでないのかを判断できますが、見えない私が知るためには手のひらでその場を探る必要があります。
でも、そのような行為は、傍から見てもあまり格好のいいものではないでしょう。
そのようなことを未然に防ぐためにも最初から洋服を着せると言うのが私の本来の目的なのです。
トリトンの体が汚れない、その上、抜け毛予防にも効果があり周囲に迷惑をかけない、これぞまさしく一石二鳥という言葉がぴったり当てはまる事例の一つと言えるのではないでしょうか。
ただ、アイメイトが働く環境は、使用者の生活リズムや仕事、暮す地域により自ずと異なってくるのは当然で、上に記したことは、あくまでも私の事例をご紹介したに過ぎません。
また、アイメイトの体質も様々で、皮膚が弱く洋服を着ることで状態を悪化させてしまうケースもあり、必ず服を着させるべきであると決めつけてしまうことに違和感を抱くこともあります。
更に、夏場の外出に至っては、アイメイトの体調を十分年頭におきながら使用者自らが服の着用の是非を考慮しなければいけません。
一般的には、直射日光を避けるために、風通しが良く、体温を外に発散できるような素材の服を着せた方が望ましいと聞いています。
ダスターコート(マナーコート)についての意義と役割についてお話しを勧めてきましたが、これに関連し雨の外出時に着用させる洋服についても少し触れておくことにします。
ダスターコートと同じ形で立派なレインコートも用意されています。
素材は、ダスターコートの綿に対し、レインコートはナイロン製、雨の体内への侵入を完璧にシャットアウトしてくれる優れものです。
レインコートについた水滴や泥はね、トリトンの顔や尻尾、肉球を乾いたタオルで十分拭き取ってから室内に入ればOK、車内や床を汚す心配もありません。
長くなりましたが、アイメイトの洋服についてのお話しは以上です。
ここで再度お断りさせていただきますが、このブログにご紹介している記事は、あくまでも私個人としての考えであり、それに伴う行動で、すべてのアイメイト(盲導犬)使用者が同じ考えをもち行動しているわけではないことをご承知ください。
もちろん、私の思いを他の使用者の皆さんに押しつけるような大それた気持ちは微塵もないことも合わせて申し添えておきます。
マナーに関しても使用者それぞれに異なった考えと行動の元で社会参加を果たしており、それらの一つ一つの小さな積み重ねが、アイメイトや盲導犬の正しい知識を世に送り出し、周囲からの理解に大きく貢献しているものと信じています。
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2011年02月03日

マナー “アイメイトを美しく” 3

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過去2回の記事、ブラッシングとシャンプーで犬を清潔にし抜け毛や匂いを抑え、周囲に気を配るということをお話しさせていただきました。
今回は、抜け毛予防対策の一環として普段心がけていることを少し違う角度からお話しさせてもらいます。
【ダスターコート(マナーコート)】
これは、アイメイトに着せる洋服のことです。
画像でもおわかりいただけると思いますが、首から上、そして尻尾、手足の先以外はアイメイトの体が露出していません。
この洋服は、アイメイト協会後援会のボランティアの方が犬の体に会わせて寸法を計測して作ってくださるもので、いわゆるオーダーメイドと呼ばれる代物です。
考えてみれば、今まで私自身オーダーメイドの服など持ち合わせたことは皆無に等しく、少しばかり、いや、かなりトリトンがうらやましくなることもあります。
でも、視覚障害者の安全な歩行を担うアイメイト、体に合わない服では歩きにくくて、その能力をフルに発揮できず誘導にも支障が生じてしまいますよね。
さて、ここでクイズです。三択でいきましょう!
このような洋服、なぜアイメイトに着せる必要があるのでしょうか?
1.可愛く見せて周りの人の警戒心をなくすため
2.抜け毛予防。飲食店や犬嫌いな人への配慮
3.寒いから
さあ、正解は何番でしょうか?
もちろん皆さんはすぐにおわかりいただけたと思います。何しろ、この記事の冒頭に答えが書いてありますからね(笑)
実は、このクイズ、昨年12月に地元の中学にアイメイトのお話しをさせていただいた際にも出題したものなんです。
拍手の数でどの答えが多いかを判断させてもらいましたが、なんと、3番が最も多かったんですよ。
この反応には正直私も驚いた記憶があります。まあ、季節的にも寒い時期だったので、無理もないかなあと、あとになってから納得したものです。
実際、ペットとして犬を飼っている方の中には、愛犬が寒いだろうと洋服を着せるというお話しをうかがうこともありますから、一般的な認識として、そのような答えに落ち着くのも頷けます。
アイメイトの場合は、先にも述べたとおり、第一の目的は抜け毛予防、第二に犬嫌いの人への配慮を考慮して、このような露出度の低い洋服を着せています。
特に、病院や飲食店など衛生面を重視するような場所、電車やバスなど人と接触する機会が多い場所などを利用する際には洋服の着用を心がけています。
本来であれば、日々の手入れでアイメイトの体は十分清潔なので、わざわざ洋服を着せる必要はありませんが、毎日丁寧にブラシをかけていることなどは使用者にしか知り得ない事実というのも現状です。
実を言いますと、私がトリトンに洋服を着せる本当の理由は他にあるんです。
が、今回はこの辺で一区切り、続きは次回に持ち越しさせていただきます。
                              つづく
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2011年02月01日

マナー “アイメイトを美しく” 2

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前回のブラッシングに関連し、今回は、シャンプーについてご紹介します。
日々のブラシに加え、月に一度くらいのペースでシャンプーを行ないます。
これとは別に、少し匂いが気になるなあと感じた時には以前ご紹介したベビーパウダーを用いたドライシャンプーも併用しています。
ドスコイ家のお正月 2011 前編
を参照していただければと思います。
【シャンプー】
4週間〜6週間に一度の割合で、私の仕事が休みの日に風呂場でシャンプーをします。
毎日のブラシでトリトンは十分綺麗だと思いますが、皮脂や垢が目立つようになる頃を目安に、アイメイト協会で勧められている薬用シャンプーを使ってピッカピカに磨き上げます。
風呂場は、余分なものは予め片付け、なるべく広い状態にしておきます。
まずは、耳に水が入らないようにトリトンに脱脂綿で耳栓をし、チェーンカラーも外し産まれたままの裸ん坊にします。
5倍〜7倍に稀釈したシャンプーの容器をもって二人は浴室という戦場に向かいます。
きっちりとドアを閉め、私はシャワーの栓をおもむろに捻り適度な温かさにになるのを待ちます。
トリトンはというと、すでに顔は出口を向いて誰かに救助を依頼しているかのようです。
それを無視して私は右手にシャワーのノズルを握り、水分を染みこませるように毛を逆立てながら、尻尾の方から上に向かって徐々に濡らしていきます。
次に、その部分にシャンプー液を適量垂らし、毛並みに逆らうようにゴシゴシと洗い始めます。
爪を立てないよう気をつけながら指の腹を駆使し、そして、逃げ惑うトリトンを追いかけ回しながら中腰の姿勢で一生懸命彼を洗います。
トリトンは、それに対して反撃するかのように首を左右に大きく振るブルブル攻撃で私に対抗してきます。
すでにこの時点で風呂場はあちらこちらにシャンプーが飛散しまくっている状態です。
そんなのに負けていられません。次に首から上にお湯をかけ、同じように洗う手を休めることなく洗い続ける私です。
数回のブルブル攻撃で私の体もびしょ濡れです。
一通り洗い終えたあとは、シャワーでシャンプー液の成分が残らないように十分に流します。
この作業をもう一度繰り返した後、数枚の乾いたバスタオルである程度水分を拭き取ります。
さあ、今度は浴室から場所を廊下に移動しドライヤーで毛を完全に乾かす作業の始まりです。
家庭用のドライヤーですから、パワーが物足りず、かなりの時間を要してしまいます。
ダブルコートのラブラドールレトリバー、乾いたかなと思っても、いつまでも水分がしつこいくらいに残っています。
何しろ全身毛だらけですから、時間がかかるのは致し方ないことですね。
最後に毛ブラシで毛並みを整えて終了、トリトンにはリビングで休んでもらいます。
私も一緒に一休みしたいところですが、まだやることが残っています。
ドライヤーをかけた周辺を重点に浴室の手前まで掃除機をかけます。
それに引き続き、戦場と化した浴室の掃除です。シャンプーや毛がかなり広範囲にわたって飛び散っているので、背伸びをしたりしゃがみ込んだりしながらブラシを使って綺麗にします。
こうしてトリトン様のシャンプータイムがやっとのこと終わりを告げるのです。ここまで要した時間は約2時間、季節が冬の今でも汗をかいてしまうのですから、夏場のそれは想像を絶するほどの重労働と言えるでしょう。
でも、シャンプー後のトリトンは、まるで大きなぬいぐるみのようにフワフワな仕上がり、この体を撫で回しているうちに、先ほどまでの労働による疲労が一瞬にして癒されていくのを感じます。
このように、日々のブラシ、シャンプー、口臭を防ぐ役割も果たす歯磨きなどを遂行することでアイメイトを常に清潔に保つことが周囲に向けての最低限のマナーと感じていますし、何より、トリトンが常に綺麗でいることは私の自慢の一つでもあり、自分自身を満足させる一つの要因になっているのも事実です。
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々