2010年11月29日

歩行スタイル

toriton 39.jpgtoriton 40.jpgハーネスのハンドルは、左の手背、いわゆる手の甲を前方に向け、玉子を持つように優しく包み込むように握ります。
右手は元気よく前後に振りますが、左手は、太腿の外側、ちょうどズボンの縫い目付近の位置にあるのが理想的です。アイメイトの前足よりも少し後ろにユーザーの足があるような感じです。
握ったハンドルよりも足が前に出てしまうと、犬の動きの邪魔をしてしまいますし、犬が停止した位置よりも前に出てしまうことになり、階段や他の段差などでつまずいたり落ちてしまう危険性もあります。
逆にハンドルよりも後ろに位置すれば、犬が止まった時、段差などを素早く確認することができず、スムーズな歩行に繋がりません。
また、ハンドルとユーザーの左足の間隔が開いてしまえば、それだけ体が外側に出てしまうことになり、アイメイトに余計な幅の計算をさせる結果になります。もちろん、この状態では犬の動きもわかりにくくなってしまいます。
なんか小難しくなってしまいましたが、結局、人と犬が瞬間接着剤でぴったりくっついたような状態がグッドな歩行スタイルということを理解していただければと思います。
アイメイト歩行をしない方々にとっては、人と犬がいつもくっついて歩くことの意味をご存じない場合がほとんどです。そりゃ、そうですよ。私だって訓練に入るまでまったくそのような知識を持ち合わせていなかったのだから当然です。
その理由をちゃんと説明すれば、なるほどと皆さん感心してくれますし、このような基本的なことを紹介している記事が以外に少ないことに気付かされます。
皆さんが、これを読んでいてつまらないなあと感じてしまうことがちょっと心配ですが、安全に歩くためには重要な事柄なので、あえて書かせていただきました。
実際、私がこの基本を守っていたことで命拾いしたこともあります。ちょっとだけ教えちゃいますね。
ある日、電車に乗るために駅のホーム上に立ちました。
私は、トリトンに黄色い線(点字ブロック)を探せと指示を出しました。彼は動き始め、少し歩いたところで立ち止まりました。
私は左足に重心をかけ、右足を前後に滑らせ黄色い線を確認しようとしました。
『あれっ?!前に何もない!』
そうなんです、私達はホームのギリギリ端っこに立っていたんです。
もしも、私がトリトンよりも少しでも前に出ていたら、きっと足を踏み外し線路上に転落していたことでしょう。
ハンドルや引き綱を咄嗟にはなすことができなかったら、トリトンまでみちづれにしていたかもしれません。
アイメイト協会の厳しい教えが私達を救ってくれたと言っても過言ではありません。
「もっと姿勢をよくして!もっと犬について!腕を大きく振って!下を見ないで前を向いて格好良く歩きましょう!」
訓練中、いつも担当の歩行指導員から言われていた言葉、今も鮮明に覚えています。
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
この記事へのコメント
アイメイトの使用者はどなたも背筋がピンと伸びて姿勢がよくてかっこいいですよね。理由があるのですね。
Posted by ブルックス at 2010年12月09日 23:48
姿勢良く歩く、これは、アイメイトユーザーに限らずすべての人共通の課題だと思います。
下を向いてしまえばおのずと背中も前かがみになり、腰も背中の筋肉をかばうように前に傾斜してしまいます。この状態では、足が前に出にくい、上がりにくい、結果、つまずきやすくなってしまいます。お年寄りが転んで骨折してしまうのも、このような姿勢が大きな原因となっているようです。おっと、アイメイトユーザーの私がマッサージ師の私になってしまいました。いかん、いかん。
Posted by ドスコイノブ at 2010年12月10日 15:34
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/41877131
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック