2011年01月20日

車道回避 2

引き続き、”車道回避”のお話しです。
前回は、車道を右に見て進むか、左に見て進むかで歩き方が違うということまでお伝えしました。
では、どのように違うのか、具体的な例を取り上げてお話しを進めていくことにしましょう。
車道を走る車の音を右に聞きながら歩道を直進し、100メートルほど先にある「安くておいしい」と評判の焼き鳥を買いに行き、180度方向転換し、同じ歩道を歩いて戻って来るという場面を想定し”車道回避”をご説明します。
実は私、肉が好きではありません。しかも、中でも鳥は大の苦手、頼まれて仕方なく買いに行かされました。でも、焼き鳥のあの香ばしい匂いは大好きというわけのわからないドスコイノブの”はじめてのおつかい♪”です。
往復で200メートル、しかも直線上の歩道を行って帰るのですから、トリトンにとっては朝飯前の仕事のはずでした。
ズボンの右のポケットにはママから手渡された千円札が入っています。1本50円の焼き鳥を20本、「たれ」と「しお」を10本ずつ買ってきなさいと言われています。
お金をなくしたら大変、ママゴン怪獣にたくさん叱られてしまう!私は何度も何度もポケットに手を忍ばせ、その存在を確認しながら焼き鳥屋さんを目指します。
炭火で焼かれる焼き鳥の香ばしい匂いが近づいてまいりました。あと10メートルで到着です。
と、その瞬間、どうしたのでしょう?トリトンが静かに止まるではありませんか。
「あれ〜?おかしいなあ」
なぜトリトンが停止したのか、私には皆目見当がつきません。とりあえず、
「ゴー」で、前に進むよう指示を出してみました。
それに対し、方向を少し左に変え前を目指そうとするトリトンですが、かなりぎこちない動きです。
「ん?前に何かあるのかな?」
前方に圧迫感を感じた私は、恐る恐る右手を伸ばしてみました。
指先に冷たく堅いものが触れ、続いて、手のひらでそれが車だということを認識していました。しかも、背の高いワゴン車、幅もありそうです。
きっと、私と同じように、焼き鳥を買いにきたお客さんでしょう。
そうなんです、トリトンは、歩道上いっぱいに乗り上げて停車している車を目の当たりにして、二人分が通れるような隙間がないだろうか、どのように回避しようか彼なりに試行錯誤していたのです。
原因がわかればなーんにも怖くはありません。
「車があって行けなかったんだね」と、トリトンを労い、私は改めて新しい指示を出しました。
「ゴー ライトコーナー「
これは、一端車道に下りる目的で、右の段差につかせるための指示になります。
右に方向を変え、少しだけ歩いたところでトリトンが止まりました。
右足で段差を確認し、
「コーナー グッド」で彼を賞めてあげます。
この時点で、私達は車道を向いて立っていることになります。
さあ、ここからは十分注意を払いながらの二人の共同作業となります。
                              つづく
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
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