2011年01月21日

車道回避 3

話がなかなか前に進まない今回の”車道回避”、しかも、読んでくださっている皆さんにとっては、かなり理解に苦しむ内容になっているかもしれないことをお詫びしつつ続きを書かせていただきます。
歩道いっぱいに停車しているワゴン車をよけるために、一度、車道に下りる目的で右の段差につけたところまでが前回のお話しです。
私達は車道を向いて立っています。耳に神経を集中し、右からの車が途切れるのを待ちます。
そして、数十秒後、「今がチャンス!」の場面を逃さず次の指示をトリトンに出します。
「ゴー レフト」
段差を下りて車道に出た私達は先ほどのワゴン車をよけるために左に数メートル歩きます。
「レフト グッド」で賞めた後、すかさず、
「レフト コーナー」と、身振り(視符)を加えながら少し強い口調で指示を出します。
ハーネスのハンドルの角度でトリトンが左の段差に前足をかけたことがわかります。
「レフトコーナー グッド!」で大きく賞め、
「ゴー」の指示で素早く歩道に上がります。
この時点で先ほどのワゴン車は私達のすぐ左に位置していることになります。
無事に障害物の回避に成功した私達、ここで初めてホッと一息です。
焼き鳥屋さんまではほんの5メートル、長い100メートルの私達の旅が一段落した瞬間です。
このように、歩道に置かれている障害物に対して、まず私達は通れる隙間がないかを確認する作業を試みます。運悪く通れない場合のみ車道に下りて回避しますが、車の流れを注意深く観察しながら行動することを忘れてはなりません。
焼き鳥屋さんのおばさんから熱々の商品を受け取り、シワシワになってしまった千円札を支払い、さあ、ママの待つおうちに帰ります。
「ゴー」
来た道を視符で示し、トリトンに前進するよう指示を出しました。が、またもや彼は歩みを止め私に顔を向けて通れないことを訴えています。その様子を受け、手を前方に伸ばしてみると、
「おやっ?おかしいな、さっきの車がまだ止まってるぞ」
そう言えば、焼き鳥屋さんのおばさんとお話ししているおじさんがいて、私達が買い物を済ませたあともその場を離れていませんでした。
仕方ありません。再び、車道に下りてワゴン車を回避しなければおうちに帰れない私達、トリトンと力を合わせてもう一がんばりです。
来た時と同じように帰ればいいのですが、先ほどとは大きく異なる点が一つあります。
今度は車道が左側に位置しているということです。
「だからなんなの?さっきと同じようにさっさと帰ればいいじゃないの」
と思われる方がいらっしゃると思いますが、ところがスッとコドッコイ、そうは問屋が卸さないというのがアイメイト歩行です。
                              つづく
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/42708163
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック