2011年01月28日

マナー “まえがき”

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今回から少しの間、アイメイト使用者としての周囲へ向けてのマナーに関するお話しをさせていただきます。
実は先日、アイメイト協会同窓会(アイメイト使用者の会)の主催で、“アイメイト使用者としてのマナー”というテーマで研修会が行なわれました。
会場は懐かしのアイメイト協会3階の会議室です。
約2時間という短い間でしたが、使用者の代表として3名の方の体験談、協会からは歩行指導員によるお話し、その後は、出席者による意見交換と、われわれアイメイト使用者にとって実りあるものとなりました。
残念ながら他の重要な仕事で出席が叶わなかった協会の理事長ですが、われわれに宛てたコメントを職員に託してくださいました。研修会の冒頭で代読していただきましたが、、個人的にはこの言葉がすべてを物語っているのではと思うほどの重みを感じました。
協会の了解を頂戴していますので、下記にそのコメントを掲載させていただきます。
尚、私の文章と混同しないよう、コメントの初めと終わりを【】で区切らせていただくことにします。
【何事にも終着点はありません。
それは、アイメイトとの生活にも同じことが言えます。
しかし、人間は弱いもので、どうしても楽な方、手抜きの方向に流れやすいものです。
また、自己責任の範疇のことを周囲や社会のせいにして、後ろ向きな思考をしやすいものでもあります。
しかし、本日あらためてアイメイトと生活していく上での社会との共存、マナーについて考える時間をもち、あらためるべき点に気付くことができれば、これは、協会にとっても皆さんにとっても大きな進歩です。
マナーは永遠の課題です。使用者の皆さんが十二分に配慮をして、どこからも後ろ指を指されることのないようにがんばってまいりましょう!
もちろん、協会は使用者の皆さんと固くスクラムを組んで進んでまいります。
最後になりますが、やがて来たる春を前に、皆様の益々のご健康をお祈りして簡単ではございますが、挨拶とさせていただきます。】
現在では盲導犬やアイメイトに対する一般の認識もかなり高くなっており、交通機関、公共の施設、病院、ホテルなどの宿泊施設、レストランなどの飲食店等々、受け入れ体制が大分整ってきました。
平成14年には身体障害者補助犬法も施行、平成19年に一部改正が行なわれ、補助犬を伴っての社会参加に果たす役割の大きな一助となっています。
しかし、一方では盲導犬同伴での入店拒否も未だに散見され、使用者それぞれが自ら努力し理解を求めるべく日々を送っているのも現状です。
各地方自治体ではそのような入店拒否などに対応すべく、補助犬相談窓口が設置され、その店に対して直接行政指導を行なう場合もあります。
でも、私達盲導犬使用者、ここでもう一度立ち止まり、自分自身を見つめ直す必要はないのでしょうか?
ただ単に補助犬法を水戸黄門の印籠の如く振りかざせば問題の解決に繋がると安易に考えていいのでしょうか?
決してそんなことがあっていいはずはない、私はそう思いますし、大多数の使用者も同じ意見を有しているからこそ、今回のような企画で研修会が開催されたのだと思います。
実際、当日話されたことは、下記に記すような内容が大部分を占めていました。
現在の恵まれた環境は、先人の盲導犬使用者達が歩み、築き上げたであろう、気の遠くなるほどの地道な周囲への働きかけの上に成り立っていることを忘れてはなりません。
そのためにも、いま一度原点に戻り、自分のアイメイトや盲導犬がどこに出しても恥ずかしくないと言える状態を常に保持し続けることの重要性を再確認する必要があるのです。
もちろん、これらは私自身にも当てはまることであり、今回の研修会を通して学んだことは常に胸の中にとどめ遂行していかねばと叱咤激励しています。
次回からは数回にわたり、私なりに注意している周囲へ向けての具体的なマナーについて話を進めていきたいと思いますので、「そんなのつまんなーい!」などとおっしゃらず、お付き合い願えれば幸いです。
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
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