2011年04月18日

訓練日誌 1日目 1

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皆さん、おはようございます!お元気ですか?
今日も記念日、なんと、このブログ、今回でちょうど100本目となります。
今までこんなつまらない私の文章にお付き合いいただき御礼申し上げます。
トリトンの写真や画像によってなんとか持ちこたえている感覚は否めませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
早速ですが、本題に突入します。
そうそう、少し進め方を変えることにしました。“訓練日誌 まえがき”で当時の日記を修正しながら掲載すると書きましたが、あまりにも汚い言葉、話の流れがわかりづらい箇所が多々ありますので、日記を参考に当時を振り返るような形をとらせていただくことにしました。
ただ、印象的な文章については【】でくくりながら原文で掲載しようと考えています。
さあ、今日から協会に泊まり込んで本格的な訓練が始まります。
訓練に入るに当たって、インターネットや書籍などを通じてアイメイト協会のことを自分なりに前もって調べていましたので、どのような日程でどのような訓練をするかなどは知識としてある程度頭に入っていました。
しかし、それは単に知識に過ぎず、いざ実際の訓練となると思い描いていた通りに体は反応せず、それに比例するように頭の中の回路もうまくかみ合ってはくれませんでした。
他の訓練生に遅れをとらないよう必死になって毎日を過ごすそんな50を前にしたおっさんの奮闘ぶりをごゆっくりお楽しみください。
4月12日の土曜日、9時半前に私と私の奥さんはアイメイト協会に到着しました。玄関を入った私達を迎えてくれたのが理事長と私のクラスの担当になる歩行指導員のSさんという女性でした。
よろしくお願いしますの気持ちを込めて固い握手を交わし、いよいよ訓練のスタートです。
まずは約一ヶ月間を過ごすことになる居室に案内してもらうことになりました。
「白杖はお預かりします」
前方の障害物を確認するためには不可欠な全盲の視覚障害者にとっての必須アイテムである白杖をいきなり取り上げられてしまいます。
S指導員が後ろから声で方向を指示しながら居室まで移動するということです。しかし、この際、両手を前に出して障害物の有無を確認することも行なってはいけないということです。
白杖を取り上げられることは予め承知していましたので、後方からの指示を信じて素直に進むことに。
これは、多分、これから犬と歩く上で常に犬を信じ、その動きに逆らわずについていけるようになるための予行演習的なものだったに違い在りません。
後方からの指示に従いながら廊下を約10メートル進み右にある階段を上ります。途中には踊り場がありますが少し変則の形をしています。
居室は2階で、階段を上りきったら左に数メートル進んだ左側。
「はい、ここが○○さんの部屋です。ドアを開けて中に入ってください」
言われた通りドアノブを軽く回し居室の中に入ります。
その後、担当指導員が部屋の造り、配置されているもの、コンセントの位置などを私の手をとって丁寧に説明してくれました。
部屋は、ちょうどビジネスホテルのシングルのような造りになっており、左にトイレ、その先に洗面スペース、小型の冷蔵庫、ロッカータンスが並んでいて、その奥に壁に沿ってベッドがあります。
部屋の右側は、ドアを入った前方に犬がいつもいる場所となるスペース、真新しい大きなバスタオルがしつらえられてありました。
その奥、右の壁に沿って机がベッドと並行に置かれています。
机の上には電気ポットとCDラジカセがあり、嬉しいことにパソコンと接続するためのLAN端子も装備されていました。
部屋の最も奥は一面が窓ガラスになっており、そこからベランダに出ることもできます。
10時半の入校式までには時間があったので、私の奥さんと荷物整理をし、家から持ってきたすべてのものを一つ一つ収めていきました。
しばらくすると、ノックの音に続き、
「入校式が始まりますので3階の会議室まで移動します」というSさんの声が聞えてきました。
先ほどと同じように後ろからの声の指示を頼りに更に1階上の3階、ちょうど居室の真上に当たる会議室を目指します。
かなり広い部屋のようです。訓練生は中央の椅子、その前にこちらを向いて理事長を初めとする協会スタッフが並びます。
後ろには、私達訓練生の家族などが座り、入校式の様子を見守りました。
理事長の挨拶に引き続き、アイメイト協会のスタッフ紹介が行なわれ、続いて訓練生1人1人が簡単に挨拶を行ないました。
今回は362期と363期のクラスが同時進行します。
362期を担当する歩行指導員がSさん、私の他にHさんというアイメイトが2頭目の女性、そして、来週からは4頭目となるAさんという女性も加わり3名とのこと。
一方、363期を担当する指導員は超ベテランのKさん、生徒は今回私と同様1頭目のNさんという男性、来週からは3頭目となるEさんという女性も加わり2名ということです。
そうそう、その日の午後になって聞いた話ですが、私の担当指導員の女性、実は、私達の訓練が無事に終了した約1週間後に結婚式を控えていたのです。
出会った瞬間に一目惚れした私は、その事実を突きつけられ非常にがっかりしたものです。
でも、あとでよく考えて発見したのですが、すでに私は結婚しており、どうあがいたとしても、その恋が実ることは永遠になかったのでした。
いずれにせよ、予定通りに卒業を迎えなければその女性に多大なる迷惑をかけてしまうことになり、私にとっては更なるプレッシャーとして重くのしかかっていたことも事実です。
初日と言うこと、まだトリトンが横にいないと言うこと、何一つ忘れてはいけないと言うことなどが重なり、この日の日記はやたら長いものです。
進行がやたらと遅くて読者の皆さんに飽きられてしまうことが少し心配ですが、まあ、気にせずマイペースで書かせてもらうことにいたします。
                              つづく
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
この記事へのコメント
お久しぶりです。
トリトンの映像や写真でもちこたえてるなんて事ありませんよ。協会の訓練がどのように行われているか生の声が聞けるなんてとっても嬉しいです。
Posted by ブルックス at 2011年04月29日 23:25
ブルックスさん、こんにちは!コメントいつもありがとうございます。
そのようにおっしゃっていただけると非常に嬉しい限りです。
使用者が訓練当時のことを書いているもの、書籍やネットでも紹介されています。でも、私のような劣等生が書いているものは少ないかもしれません。
こんな出来の悪いおじさんがパートナーとなってしまい、トリトンは本当に大変だったと思います。「世話がやけるなあ」と言った具合でしょうか。
Posted by ドスコイノブ at 2011年04月30日 11:02
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