2011年05月06日

訓練日誌 20日目


皆さん、こんにちは!
いきなりで申し訳ありませんが、本題に入らせていただきます。
さあ、訓練も今日で20日目を迎えました。そして5月も一緒に迎えました。
“卒業”という二文字の影もちらついてきました。
いつものように、当時の日記を紹介させていただきますが、この日の日記、よほど暇を持て余していたのでしょうか、ずいぶんと熱っぽい文章になっています。
きっと、外がかなり暑かったのかもしれませんね。いや、違いますね。日記の初めに涼しいとあります。
まあ、細かいことはあちらこちらに置いて本題に入りましょうね。
ではでは、どうぞ!
【5月1日(木) 晴れ
本日は、昨日に比べ、気温も低めで風も気持ちいい。
昨日同様、車で全員Kまで移動し、一人ずつ歩行連取を行なった。
歩行指導中、卒業を間近に身内の不幸で訓練を中断し、今回あらためて歩行指導を受けにきていた女性(仮にYさんとしておこう)も一緒に出かけた。
人が8人、犬が6頭という車内は満員状態、しかし、様々な話題で盛り上がり、みんなで旅にでも出ている錯覚を抱いた。
自分は、最後のスタート、午前中ということもあり、人出もさほど多くはなく、歩行自体は以外にスムーズだった。
この調子を保持し、明日のテストも気持ちよく歩ければと思う。
今日も朝から2回トリトンのツーをビニール袋にきっちりと収めている。堅さも良好なので、彼の体調もまずまずだろう。
さて、午後の練習も無事に終えて帰ってきた。
トリトンにご飯を与え、ワンツーに出し、食堂で1本のたばこを吸い、現在は居室でコーヒーを飲みながらのんびりしている。
本日から、トリトンのフードを自分で作って食べさせるようになった。
100グラムの計量カップに3杯のフードをボールに入れ、水を少量加えて食べさせるというもので、さほど難しいことではない。
しかし、食事の時間になると、トリトンは落ち着きを失い興奮するので、それを抑えながらきっっちりと待たせる必要がある。
すべてのフードをごく短時間で食い終わった後に出すトリトンの大きなゲップは、いつ聞いても笑いがこみ上げてくる。
風呂の順番を待つこの時間を利用し、午後の練習の反省点を記しておこう。
午後は道が込んでおり、Kの出発地点までかなりの時間を要した。
順番が最後の俺、あまりのんびり歩いていてはアイメイトの食事に遅れてしまうと考え、かなりの人込みではあったが、少しスピードを上げて歩いてみた。
しかし、このDコース、午前と午後では周囲の状況がまったく異なり、まるで違うコースを歩いている錯覚に襲われることもある。
それでも、トリトンが上手に人や自転車をよけてくれるので、自然に笑みがこぼれ、なんとも言えないわくわくした感覚が全身を包み込み、体の深い部分が熱くなるのをどうにも止められなかった。
こんな風にジグザグに繁華街を歩ける、白杖では考えられない事実であり、改めてアイメイト歩行を選択した自分の考えが誤りでなかったことを実感した瞬間でもあった。
普段から、犬を上手にコントロールさえして行けたなら、想像以上の働きをしてくれることだろうし、自らの行動範囲も格段に広がることは想像に難くない。
そして、今感じること、俺とトリトンのコンビネーションは結構いけてるのではないだろうか、いやそれ以上に、俺のパートナーとなるべきアイメイト、は彼以外には考えられなくなりつつある自分がここにいる。
歩行指導員がユーザー各自の性格と歩行スタイルを考慮して犬を選択するというが、それらが的確に判断されていることを改めて認識し、その力量に感心させられる今日この頃である。
犬の訓練だけにとどまらず、使用者である盲人のことを第一に考え細かく組まれたこの協会のカリキュラムの素晴らしさに感動すらおぼえる。
さて、本日の疲れを風呂で癒してくることにしよう。
8時から行なわれたミーティングの内容を記しノートパソコンの蓋を閉じることにする。
その内容、今回のコースについてのものが多く、やはり、今までのコースとは異なり、各自かなり苦戦しているようだ。
そんな自分も同じ立場にあるが、ここまでくれば、ある程度犬の能力を信じ、加えて、自分の頭の中に作り上げた地図と照らし合わせながら歩けば何とかなるだろう。
その他、今回は、耳掃除のやり方、薬の投与方法などについて学習した。
まず、耳掃除について簡単に記す。
右手の人差し指にティッシュを巻き、左手で犬の耳を立てるように持つ。
続いて、ティッシュを耳の奥の方に入れて外に向けてこすり上げる。
決して中で指を回したり押し込んではならない。
また、綿棒による耳掃除は、かえって中の方に耳垢を押し込んでしまう恐れがあるので使用しない方が望ましい。
この耳掃除、2週間に一度くらいのペースで行うとよい。
次に薬の投与方法について記す。
錠剤については、じゃんけんのチョキの要領で右手の人差し指と中指の間に薬を挟み、犬の口を開けさせた後、舌の奥の方に滑り込ませて飲ませる。
上あごと下あごを一緒に左手で軽く握るように持ち、犬の鼻の穴めがけて息を吹きかける。
犬が舌先で鼻を舐めるようなしぐさをしたらOK、薬は無事に嚥下されたことになる。
これは、かなり慣れが必要と思われ、指に挟んだ薬を上手に舌の奥の方に入れるのが実に難しい。
粉薬、または、チョコレート状の薬に関しては、フードに混ぜて与えればよい。
液体状の薬について、スポイトで吸い上げてから飲ませる方法だが、犬の上の歯を磨く時のように上あごと下あごを一緒に軽く握るように持ち、上を向かせ、奥歯と唇の間にスポイトの先端を入れて握り部分を何度かシュポシュポしながら薬を入れてやればよい。
短期間の間に様々なことを学習するので、忘れてしまうことが多いが、この日記を振り返り、または、録音ファイルを参照し何度も復習しなければならないだろう。
歯石や爪切りに関しては、評判のよい獣医に一度相談する。麻酔をかけずに行うところを選択した方が望ましいということだ。
歯石については1年に一度のペース、爪切りについては、犬の個犬差にもよるが、歩いている時にカチカチと音がするようならば切った方がよい。
尚、爪切り、歯石除去に関しては、事前にアイメイト協会に連絡しておけばやってくれるとのこと、自宅からさほど、遠くないと言うこともあり、今後お願いすることもあるだろう。
と言うことで、本日も無事に一日を終えることができた。
今日の日記は、少し自分でも熱く語りすぎたような気もするが、それだけ、俺の中に少しの余裕が生じた証拠と良い方向に解釈しておこう。
明日の午前中はテストである。自分自身で全ての責任を負うことなく、トリトンと二人、楽しく歩ければそれでいい。
例え、コース状から外れて迷ったとしても、それ自体が今後の自信につながっていくことだろう。】
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
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