2011年05月11日

訓練日誌 24日目、25日目


皆さん、こんにちは。
今回の記事は、訓練24日目と25日目の二日分の様子をご紹介します。
今回で電車乗降の練習もとりあえず終了、明日から卒業までその訓練は日替わりで目まぐるしく変化し、その間に卒業試験ともう一つの幻の卒業試験の二つの大きな山場を控えています。
卒業の日も徐々に目の前に迫りつつある時期、私の気持ちの中にも期待と不安の両方が混在している、そんな揺れ動く様子を当時の日記から垣間見ることができます。
では、3年前の5月に時間を戻しましょう
【5月5日(月) くもり
新しい1週間が始まった。そして、アイメイト協会での最後の1週間の始まりでもある。
5月5日は“こどもの日”、この時期いつも思い出されることは、幼稚園で作った小さな鯉のぼりのこと。新聞紙で作った兜を嬉しそうにかぶっている小さな自分の姿を切り取った色あせた写真を鮮明に記憶から蘇らせることができる。
午前中はKAさんの指導でS線の乗降練習、そして、午後が、担当指導員のSさんによるC線での乗降練習が予定されている。
電車乗降の訓練は2日目を迎えるが、自分自身、まだピンとこないところが多い。明日までの練習で、少しでも体に叩き込む必要がある。
午前中の練習を終えてきた。
今回の注意点は、犬の動きについていくということで、現時点では、ハンドルの動きに対応できておらず犬の仕事の邪魔をしていると指摘された。
例えば、「ライトドア」で、電車のドアを探させる場合、また、改札の切符投入口を探させる時、犬の動きにきちんとついていけないので、トリトンが途中で止まってしまう。
基礎訓練についても、もう少し減り張りのある命令をくだすようにした方が望ましいと指摘された。
同じタイミングで指示を出したなら、犬も次に何を言われるかを感じ取り行動しやすくなってしまうからだ。
これは、階段や段差を教える時にも言えることで、「グッド」「ゴー」の二つの言葉が一つの言葉として使いがちになり、犬としても「グッド」の後には「ゴー」がくると判断し、こちらが指示を出す前に行動してしまうからだ。
一つしか空いていない席を探すことや落ちた切符を拾ってくれるなどの行動は上手にこなし、俺が落としてしまった切符をトリトンが拾ってくれた時には周囲からの「すごい!」というどよめきが耳に届いたほどである。
犬によって、得意、不得意があるようで、トリトンにとってはゲーム感覚で仕事をする方が大得意のようだ。
午後の練習を終えて、トリトンの食事とワンツーを済ませ、現在は、風呂の順番を待っているところだ。
午後の歩行指導では電車とバスの乗降練習を行なったが、無難にこなしたという感想を抱いている。
やはり、電車に乗る時、バスから降りる時が最も緊張し、思うようにスムーズに行動できないものだ。これもお互いの経験不足からくるものだろうし、少しずつタイミングもつかめてくるのではなかろうか。
バスを降りてからは協会まで快適に歩いてくることができた。
明日もう一日同じように電車とバスの乗降練習、これが終われば次の日は、トリトンのシャンプーが待っている。
いつもいつも世話にばかりなっているトリトンに対し、やってあげられることがあるならば、どのようなことでも手間を惜しまないつもりだ。
8時からミーティングがあった。
今回は犬の体重測定の方法について習った。
まず、ハーネスを外し引き綱だけにして、体重計の前に犬を待たせる。
続いて人の体重を計る。
その後、体重計からおりることなく、その前に待たせておいた犬を抱き上げ人と犬の合計体重を測定する。
体重計からおりて、そっと犬を床におろす。
差し引きの体重差が犬の現時点での体重となるわけだ。
家に帰ってから最初の頃は、1週間に一度くらいのペースで測り、徐々に期間を延ばし、環境に慣れてきたなら1ヶ月に一度くらいのペースで測定すると良いとのこと。
体重の増減については2キロ以内を目安として、それ以上、若しくは、それ以下にならないように注意する。
火曜日は本日に引き続き、電車とバスの乗降練習、水曜日の午前中は車道回避の練習を行なうそうだ。
これは歩道いっぱいに置かれた障害物を回避するためにいったん車道におり、その後また歩道に戻るというものだ。
午後はK駅付近のTデパートに行き、エスカレーターの乗降練習、売り場の歩き方などについて学ぶ。
その後、協会に戻ってきてからシャンプーという流れである。】
【5月6日(火) 晴れ、強風
朝からよく晴れている。日差しがかなり強く感じるが、気温は今のところそれほど高くない。
未明から風が強く、本日の歩行練習に支障がなければよいのだが。
とにかく、今日も無事にトリトンと歩いてこれればそれでいい。
朝食を済ませ、ブラッシングも終えた。
本日の歩行練習、2番目のスタートで、午前中はC線、午後がS線の電車乗降の訓練となる。
午前、午後共に指導員はSさんである。
Sさんと一緒に歩く回数も残り少なくなってきている。今まで、そしてこれから俺に与えてくれる指導は忘れないように心がけ、今後の日常生活に十分活かしたい。
午前中の練習は無事に終えてきた。今回も、まずまず無難にこなしたという感じだがバス停を一発で教えてくれたことは大きな進歩である。
券売機や改札口も少しずつ見つけるのが上手になっているように思う。
俺もトリトンの動きの邪魔をしないように歩くことを重点に考え、ハンドルが示す角度に忠実に従ったつもりである。
これから昼食、そして午後の練習へと移る予定だ。
本日の天候は実に爽やかで、湿度がここ数日に比べるとかなり低い。
風が少し強いが、北から運ばれてくる涼しさがとても心地よい。
現在時刻は2時、午後の練習の順番を待っている。多分、出発は3時前後になるだろう。
その練習から戻ってきた。
電車の乗り降りは無難にこなしたという感が強く、決して上手に乗れたという間隔はない。
連休も最後という本日、K駅、N駅、T駅は人出が多く、トリトンの姿を目にして様々な声が飛び交っていた。
協会に戻り、すぐにトリトンに食事を与え、ワンツーに出し、風呂に入ってきた。
隣のクラスの2名は、アイメイトのシャンプーをやっており、いつも、風呂で一緒になるNさんは不在で、一人で風呂場を占領した。
本日で電車乗降の練習はとりあえず終了し、明日からは毎日のようにメニューは異なり、卒業に向けてラストスパート、決められたスケジュールは矢のように突き進む。
これからは指導員が後ろからついてくることはなく、何があっても、すべて自分自身で責任をもちながらトリトンを守っていかなければならない。
その責任の重さを考えると、少しばかりの不安もあるが、それ以上にトリトンが自分に与えてくれる感動や勇気を大いに楽しみながら毎日を過ごしていきたい。
ただ一緒にいるだけで心が癒されるのに、自分をどこへもぶつけずに慎重に歩いてくれるトリトンは、神様が与えてくれた宝物と言っても過言ではないだろう。
本日も夕食とミーティングを残して無事に終わる予定である。
俺もトリトンも体調は悪くない。このまま二人で元気に最後まで乗り切っていきたい。】
posted by ドスコイノブ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トリトンとの日々
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